最新マスターの持ち方によるメリットデメリット

 

マスターが拠点単位に複数に分かれ、月次処理において抽出転記を実行している

場合の現状の問題点

 

 

 

①部門間取引きを、本支店仕訳で処理するため、マスター毎に本支店仕訳を入力しなければならない。

 

②全社の試算表を出すには、合併元、合併先の選定と、月次処理で月次を合わせ合併マスターに仕訳の

抽出転記が必要になる。

 

③合併マスターへの抽出転記後に仕訳データの追加・修正・削除が発生した場合、再度抽出転記処理を

やり直さなければならない。

 

④Webシステムでの参照の為には、確定データのオラクル投入処理を各マスター分行う必要がある。

 

⑤各会社マスターの情報は即時に合併マスターには反映されず、月中での合併マスターの参照はできない。

 

⑥繰越利益をマスター別に修正が必要になる。(配当などの利益処分)

 

⑦消費税一括振替処理がマスター毎に必要になる。

 

⑧合併処理(抽出転記処理)をしないと合算した資料が出てこない。(各マスターのデータは即反映されない)

 

 

 

 

現在の合併処理は、上記のような手間のかかる作業を月次単位で実行していると思います。

遡っての修正等が発生した場合はさらに手間がかかり、ミスの原因になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Web一本化で、マスターは現状通り、複数存在するご提案

 

 

★メリット

 

①部門コードをすでに何かの用途で利用している場合、会社マスターで支店営業所などで利用が可能。

 

②合併マスターの数字把握も支店営業所等の数字把握も即可能となる。(合併マスターへ転記する作業はない)

例)001本社・002名古屋支店・003大阪支店・999全社合併マスター の場合

合併マスターの設定画面で 001+002+003を自動的に999に数字を反映させる(仕訳データのみ)

 

③合併処理や月次処理、会社選択(合併元、合併先の選定)をする必要がない。

 

④Web一本化の為、超財務システムが無くなりオラクルへ投入といった処理もなくなる

 

⑤仕訳の追加修正しても、即合併マスターへ自動的に数字が反映される、合併処理自体の作業がないので処理手順を誤ることはない、

 

⑤Web合併処理を選択すると自動的に合併された資料が作成できる。

仕訳データのみを足し込むので、損失と利益が両方計上されることはない。

 

 

★デメリット

 

①部門間取引きを、本支店仕訳で処理するため、マスター毎に本支店仕訳を入力しなければならない。

(現状と同じ)

 

②消費税一括振替処理がマスター毎に必要になる。

 

③繰越利益をマスター別に修正が必要になる。(配当などの利益処分)

 

④科目・枝番・部門の登録は、会社マスター及び合併マスター毎に行う必要がある。

(現状と同じ)

 

 

 

 

 

 

Web一本化で、マスターは1つにして拠点は部門コードで分けるご提案

 

 

★メリット

 

①部門間の取引きは、貸借科目に部門コードを入力すれば良いので1仕訳で処理ができる。

個人ごとに定型仕訳登録で部門コードを登録しておけば入力の工数もかからない。

 

②消費税一括振替処理は1回で済む。

 

③科目・枝番・部門の登録は、1回で済む。

 

 

★デメリット

 

①仕訳入力時に部門コードの入力が必要になる。

 

②今までの会社マスターでの出力から、部門コードを選択しての出力に変わるので、操作や

出力できるものに差異がある。

 

③会社マスター単位での参照許可から、部門単位での参照制約設定が必要になる。

 

④現状の会社マスターの科目や枝番から、統一会社マスターの為に重複しない科目や枝番への

変更が必要になる。

 

⑤過去の会社マスターと統一会社マスターと2つに分かれるので、過去データの参照の為に

会社マスター選択のやり直しが必要となる。

 

⑥年度を跨った参照をする場合、複数会社マスターと統一会社マスターでデータが断絶してしまう。

 

 

 

 

 

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