概要
消費税設定が「月次一括振替」になっている勘定科目に関わる仕訳について、月単位に消費税振替仕訳を生成する業務です。
こんな時に利用します
消費税処理を月次一括処理で行なっているお客様に必要な処理です。内税入力された仕訳データを科目毎の課税判定テーブルに従い、一括で消費税の振替仕訳を作成する処理です。月次が締まったら承認データを元に指定月単位で消費税課税対象科目に指定した【科目・枝番・部門】の組合せで、消費税科目へ消費税金額を振替できます。
この画面の次によく使う機能として
未承認データは、一括振替の対象になりません。【特殊処理】-【入力者別仕訳件数表示】の該当月に、未承認がゼロ件になっている事を確認ください。
消費税仕訳の金額が合わない場合は、【消費税一括振替検算リスト】【仕訳条件検索】【元帳】等で確認ください。
新しく科目を追加した場合、課税判定テーブルの設定が間違っていると一括振替対象になりません。対象にならない場合は、【管理者業務】―【残高・名称登録処理関係】-【名称登録処理関係】-【課税判定テーブル登録】で、課税区分を確認ください。
消費税の課税対象科目同士の仕訳の場合、課税区分が枠外(対象外)となっていますので、諸口勘定を挟んで仕訳を入力してください。
【外部データ受入】で更新処理後の消費税処理を「消費税処理を行わない」で受入された仕訳データは、一括振替の対象とはなりませんので、【消費税関係】-【振替バッチ処理】-【振替バッチ処理】を行ってください。
(消費税一括振替)
・【消費税関係】タブの【3 消費税一括振替】をクリックします。
(警告画面)
・消費税一括振替する月以外に未承認データがあっても、この画面が表示されます。該当データが承認済の場合
、『次画面へ進む』ボタンをクリックします。
・消費税一括振替をクリックすると、上のような『警告メッセージ』が表示されますが、これは処理している
会社マスターに登録されている全仕訳データ対象にチェックしていますので、消費税計算する該当月に未承認
データがなければ次に進みます。
未承認データの有無に関しては、【特殊処理】-【入力者別仕訳件数表示】の合計で確認出来ます。
(振替種別設定)
・振替種別と部門振替処理と処理年月を設定後、『接続』ボタンをクリックします。
設定に関しては、下記を参照ください。
(一括振替設定)・『消費税枝番』から『範囲内の振替仕訳の削除』の項目を設定後、『接続』ボタンをクリックします。
設定内容に関しては、下記を参照ください。
・『消費税枝番』『消費税部門』
消費税(仮払・仮受)科目に振り替える時に消費税科目に対象科目の枝番・部門のコードを振り分けるか
どうかの設定を行います。
枝番対象振分の例として 旅費交通費.0001/現金 1,100 (税区分 内税振済)
の仕訳を一括振替処理した時には
仮払消費税 /旅費交通費.0001 100 (消費税枝番・・・無し)
仮払消費税.0001/旅費交通費.0001 100 (消費税枝番・・・対象科目よりコピー)
となります。
・処理年月日
選択した日が、伝票日付となります。
・伝票番号
空番、連番、固定から選択して、伝票番号を設定します。
連番は最初に設定した伝票番号から1仕訳につき、伝票番号を1つずつ付加していきます。
固定は一括振替して生成された仕訳全てに同じ伝票番号を付加します。
・枝番処理方式(消費税金額の処理)
無し・・・・・・消費税仕訳を生成する際の枝番指定は行わない。
対象科目・・・・消費税仕訳を生成する時に、消費税計算結果を振り替える枝番を指定する。
(指定した枝番から消費税金額を振り替えます)
消費税科目・・・消費税科目(仮払・仮受消費税)の枝番を指定して、消費税科目/特定の枝番に
消費税金額を振り替えます。
・範囲内の振替仕訳の削除
同じ月で消費税計算を行う場合、前回一括振替をした仕訳の処理方法の設定になっています。
振替仕訳を一旦削除しない
前回生成した消費税一括振替済みの仕訳を消さずに、追加修正分との差額での消費税一括振替を行います。
振替仕訳を一旦削除する
前回生成した消費税一括振替済みの仕訳を全て削除して,新たにその月の消費税一括振替処理をやり直し
ます。
(消費税一括振替)
・画面に表示されている消費税仕訳の内容を印刷するには、【振替仕訳印刷処理】をクリックします。
表示されている消費税仕訳の内容で合っていれば、【書込み】ボタンをクリックすると、消費税仕訳が生成さ
れます。
(消費税一括振替リスト)
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