㉝_2消費税関係・消費税分析表

概要
入力した仕訳から、科目ごとに指定された期間で、課税対象額と消費税額、「免税」「非課税」「対象額」の
各消費税区分の金額の集計を行います。

こんな時に利用します
消費税額の目安を把握できます。消費税申告書を作成する際に、参考資料としてお使いいただけます。
売上では「内税・外税」・「合計」・「精算表」・「税率別」の4種類を、仕入では「内税・外税」・
「合計」・「対応別」・「精算表」・「税率別」の5種類が作成出来ます。

この画面の次によく使う機能として
消費税分析表に科目が載って来ない時は、【消費税関係】-【17 消費税分析表縦項目設定】で表示科目を追加
するか、【消費税関係】-【24 消費税分析表縦項目設定初期化】を行います。
消費税金額が合わない場合は、【消費税一括振替検算リスト】【仕訳条件検索】【元帳】等で確認してくださ
い。

 

(消費税分析表出力)

・【消費税関係】タブの【9 消費税分析表出力】をクリックします。

(決算期選択)

・決算期を選択し、『接続』ボタンをクリックします。

 

(消費税分析表出力:範囲指定(1))

・縦項目で売上か仕入を選択し、表示形式・期間指定・金額単位・仕訳種別を選択し、『次へ』ボタンを
クリックします。

【範囲指定(1)の項目について】
・縦項目

売上では、消費税課税判定テーブルで科目区分が売上・固定資産(対価及び貸方発生)・棚卸資産(対価及び貸
方発生)になっている金額を集計表示いたします。
仕入では、消費税課税判定テーブルで科目区分が仕入・経費・固定資産(借方発生)・棚卸資産(借方発生)に
なっている金額を集計表示いたします。

・表示形式

「内税・外税」・「合計」・「対応別」・「精算表」・「税率別」を選択できます。
①「内税・外税」は、課税対象【額】及び消費税額を集計する際に消費税の対象となる元仕訳が税抜き【外税】
 金額入力なのか税込【内税】金額入力なのかによって各々集計を行います。
②「合計」は、科目の消費税区分毎に金額を集計します。
 科目合計=課税対象【額】+免税取引【売上のみ】+非課税【額】+対象外+仕入分課税対象【額】となり勘
 定科目の発生残高と科目合計で差額が発生した場合は、差額もチェック出来る様になっています。
③「対応別(仕入のみ出力可)」は、仕訳が課税対象で且つ取引区分に課税・非課・共通を入力した仕訳に対し
 て科目・取引区分毎に集計して出力を行います。非課税・対象外の金額に関してはそのまま集計を行います
 が、消費税額の表示は行いません。また対応別は仕入のみ出力可能です
④「精算表」は勘定科目の発生金額を集計します。
 外税入力に関しては集計できた消費税額と計算上の消費税額の差異も計算するようになっていますが、最終的
 に欄外に表示されている表で消費税額の検証を行います。
⑤「税率別」は、課税対象【額】・消費税額・非課税【額】・対象外を新税率【現在は消費税率10%】対応と
 旧税率【経過措置使用の消費税率8%】に金額を分類集計して表示します。

 

・期間指定
 月次・四半期・半期・年次での選択が可能です。

・金額単位
 円単位・千円単位・百万単位・億単位での選択が可能です。

・仕訳種別
 チェックボックスにチェックをつけた仕訳が集計対象になります。確定データ及び承認データには必ず
 チェックをお入れ下さい。

 

(消費税分析表:範囲指定(2))

・期間指定や出力対象税率等を設定し、『次へ』ボタンをクリックすると、結果が表示されます。

【範囲指定(1)の項目について】
・期間指定
 月次)1月分だけを出したい場合は01~01としますが、1月から4月までを集計したい場合は、
    01~04と表示させます。

4半期)第1四半期だけを出したい場合は第1四半期~第1四半期、第1四半期から第3四半期までを集計
     したい場合は、第1四半期~第3四半期と表示させます。

半期)上期を出したい場合は上期~上期、下期を出したい場合は下期~下期を表示させます。

年次)期間指定の必要がありません。年が違う場合は『決算期選択に戻る」で、決算期を再選択してください。

・決算修正
 決算修正仕訳を対象とするかどうかを指定します。

・消費税非表示
 消費税額の列を出力するかどうかを指定します。

・3行表示
「振済」(消費税一括振替あるいは都度振替の本体仕訳)、「その他」「合計」の3行に分けて出力するかどうか
を指定します。

・有価証券の譲渡対価の5%を非課税売上に合算
 有価証券の仕訳の対価額の5%を、非課税売上の金額に加算します。
 売上分析表の「課税売上割合」の計算の際に使用する、「総売上高」に加算されることになります。
 売上分析表のみ有効です。

・出力対象税率
「税率別」を除いて、出力する仕訳の税率を絞り込むことが可能です。
「全税率」を指定すると、全ての税率の仕訳を対象として出力します。

 

 

(消費税分析表出力)

 

 

(消費税分析表:内税・外税別)
・[課税対象額]は、その行の科目の仕訳のうち、内税・外税の課税区分の仕訳の金額です。内税でも、都度振
 替・消費税一括振替で生成された消費税仕訳は、次の「消費税額」欄に集計されています。
・[消費税額]は、対象金額のうち、内税の都度振替・消費税一括振替の分については、振替した消費税仕訳を集
 計しています。外税仕訳分については、課税対象額と消費税率から計算しています。
・[免税]は、課税区分が「免税」区分の仕訳の金額です。
・[非課税]は、課税区分が「非課税」区分の仕訳の金額です。
・[対象外]は、課税区分が「対象外」区分の仕訳の金額です。
・[科目合計]は、「課税対象額」(外税入力・内税入力)、「免税」、「非課税」、「対象外」の金額の合計
 です。

・[課税売上割合] (売上分析表のみ)は、指定期間の総売上高に対する、課税売上高の割合です。
「総売上高」には、「課税対象額」(外税入力・内税入力)、「免税取引」、「非課税」を含みますが、
「対象外」の額は含みません。また、「総売上高」に有価証券区分の譲渡額の5%を加算しています。
「課税売上高」には、「課税対象額」(外税入力・内税入力)と「免税取引」を含みます。

 

 

(消費税分析表:合計)
・[科目合計]は、「消費税額」を除いた、左側の列の金額の合計です。
・[科目残高]は、該当科目の指定期間の差引発生です。「対価」を使用している仕訳については、仕訳の金額
 ではなく対価で集計しています。そのため、試算表や総勘定元帳の発生額とは差が生じることがあります
・[差異]は、「科目残高」と「科目合計」の差額です。「¥0.-」でない場合、課税区分が正しく付与されて
 いない仕訳が残っている等、消費税金額が正しく計算されていない可能性があります。
・免税取引・非課税・対象外の金額については、「8%分のみ」の帳票に集計されています。

・[仕入分課税対象]は、売上分析表のみに出力される列です。資産科目は売上分析表・仕入分析表の両方に出力
 されますが、「科目合計」を正しく集計するため、仕入分析表の課税対象額を出力しています。
・[課税売上割合] (売上分析表のみ)は、指定期間の総売上高に対する、課税売上高の割合です。
 「総売上高」には、「課税対象額」(外税入力・内税入力)、「免税取引」、「非課税」を含みますが、
 「対象外」の額は含みません。また、「総売上高」に有価証券区分の譲渡額の5%を加算しています。
 「課税売上高」には、「課税対象額」(外税入力・内税入力)と「免税取引」を含みます。


・[売上分課税対象]は、仕入分析表のみに出力される列です。資産科目は売上分析表・仕入分析表の両方に出力されますが、「科目合計」を正しく集計するため、売上分析表の課税対象額を出力しています。
・[課税売上割合] は、仕入分析表には出力されません。

 

 

(消費税分析表:対応別) ※対応別は、売上分析表では集計出来ません。
・[課税対象]は、該当科目の仕訳のうち、仕入課税区分の仕訳を個別対応毎に分けて 集計し出力します。
・[消費税額]は、個別対応毎に、課税対象額から消費税額を算出し出力します。

 

 

(消費税分析表:精算表)
・[外税入力]は、外税入力した仕訳、及び内税都度分離処理された仕訳について集計した金額を出力します。
・[税抜取引]は、該当科目の仕訳のうち、外税入力及び内税都度分離処理された仕訳の課税対象額(税抜)を集計
 して出力します。
・[集計)消費税]は、内税都度分離処理された消費税額を集計して出力します。
・[計算)消費税]は、内税都度分離処理された消費税額を集計して出力します。
・[差異)消費税]は、「計算)消費税」額と「計算)消費税」額の差異です。この額に見合った消費税仕訳が、
 別途入力されているはずです。
・[内税入力]は、内税入力した仕訳、及び内税都度振替処理・消費税月次一括処理された仕訳について集計した
 金額を出力します。
・[税込取引]は、該当科目の仕訳のうち、内税入力された仕訳の金額を集計して出力します。
・[内)消費税] は、振替処理された消費税額を集計して出力します。
・[科目合計]は、「消費税額」を除いた、左側の列の金額の合計です。

・[a)税抜取引額(仕訳データ集計)]は、外税入力及び内税都度分離処理された仕訳の課税対象額(税抜)を
 集計した額です。上の帳票の「外税入力/税抜取引」の総計欄と一致します。
・[b)科目毎の外税分消費税額(仕訳データ集計)]は、内税都度分離処理された消費税額を集計して出力します。
 上の帳票の、「外税入力/集計)消費税」の総計欄と一致します。
・[c)科目毎に集計できなかった外税分の消費税額]は、外税入力した仕訳に対応する分として入力された消費税
 額です。仮払消費税の勘定科目を用いて入力した調整仕訳等も集計されることがあります。
・[d)外税処理された消費税額の小計(b+c)]は、[b)科目毎の外税分消費税額(仕訳データ集計)]と
 [c)科目毎に集計できなかった外税分の消費税額]の和です。外税入力された仕訳に対応して入力されている
 消費税額となります。
・[算出外税]は、[a)税抜取引額(仕訳データ集計)]と仕訳の消費税率を基に算出された、外税入力された仕訳
 に対応する消費税額です。上の帳票の、「外税入力/計算)消費税」の総計欄と一致します。
・[差異]は、 [d)外税処理された消費税額の小計(b+c)]と[算出外税]の差異です。大きな差異がある場合、外税
 入力された仕訳に対応する消費税仕訳が入力されていない、あるいは金額が誤っている可能性があります。
・[e)一括振替等で集計された内税分の消費税額]は、内税入力された仕訳に対応して、都度振替処理・消費税
 月次一括処理及び手入力で課税区分「振替」を用いて入力された消費税額です。上の帳票の、「内税入力/
 内)消費税」の総計欄と一致します。
・[f)上記消費税額の小計(d+e)]は、[d)外税処理された消費税額の小計(b+c)]と[e)一括振替等で集計された
 内税分の消費税額]の和です。集計期間の仮払消費税の発生額と一致します。

 

 


 

 

(消費税分析表:税率別)
・[課税対象額]は、該当科目の仕訳のうち、内税・外税の課税区分の仕訳の金額です。内税でも、都度振替・消
 費税一括振替で生成された消費税仕訳は、次の「消費税額」欄に集計されています。
・[消費税額] は、対象金額のうち、内税の都度振替・消費税一括振替の分については、振替した消費税仕訳を
 集計しています。外税仕訳分については、課税対象額と消費税率から計算しています。


 

 

 

・[課税売上割合] (売上分析表のみ)は、指定期間の総売上高に対する、課税売上高の割合です。


 

コメント

タイトルとURLをコピーしました